Archive for 28 September 2005

28 September

チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場見てきました。
(※以下少々ネタばれ注意。基本褒めですが、映画版前作大好きなのでちょい見方辛いかも。気をつけて。)



とても楽しかったけど、前のジーン・ワイルダー、ワンカ版の印象が強すぎて…前作子供トラウマ級。DVD持ってますが、子供の時見ていたら人生に影響及ぼす作品となってたと思う。

前作があれだと印象覆すのは非常に難しいと思う。


説明のない面白さというか不可解さが前作の面白さだと思うのだけれども、バートン版は物語を読んでいる面白さ。
丁寧に物語をなぞっている。

そのためかちょいテンポゆるめ?言葉でのフォローを結構しているのだけれどもそれが原因かな、とも。

レモニー・スニケットでのゆるさに共通する感じ。
言葉>映像な部分というか…
これは嫌いではなく好きな感じではあるが、一歩間違うと退屈につながるので難しい。
(人によって好き嫌いが分かれる部分かな、と思う。言葉、映像どちらにウェイトを置くか…)


デップ、相変わらず変な人でよかったですね。
繊細さがちょっと痛々しくも。現代風というか。裏があることで人間らしさが出ていましたね。

ウォンカ(前の映画ではワンカ)さんは強気な変人さんでブレのないとこが大好きなので少々物足りなくはある。
今回のは人形燃えてるのに大笑いする。こえぇー。


ジョニー・デップ、好きな俳優ですが、強気キャラはいまいちしっくりこず。ちと情けないオタクっぽいキャラがとても好き。(シザーハンズとスリーピー・ホロウがやっぱ好きかも。ネバーランドも。)
今回はデップ演じる好き系統キャラと好きなウォンカさんが頭の中でなかなか融合しなかったが楽しかったな。


工場の中が原作通りのビジュアルで具現化していたし、お菓子な感じも以前より強まる。美味しそうになってた。
女の子が二人ともかわいくて非常にツボ。

バイオレットのお母さんは一目で「あ、ギャラクシークエストの宇宙人の人だ」とわかる。ブシェミ並みの存在感…


前作だとじいちゃんとチャーリーの過失からワンカさんとギスギスした関係が最後氷解し、最高の笑顔になり空へ、本当に素晴らしい景色が、というのが前作映画でのエンディングで最大の感動ポイントだった。工場のスパイネタを膨らませていてすごい上手いなー、と思ったのだ。

バートン版は原作通りでまったりとしていて前作エンディングでやられた私としてはちと物足りなくはあるが、最後とても幸せでハッピーな気分になった。


改めて原作目を通すと、バートン版が非常に原作に忠実だということがわかる。ウォンカさんのプライベートが付け足されてるかどうかの違い。

バートンが忠実に今回作りたかったのもわかる。
前作は映画としての大胆な脚色で、映画としての面白さはとてもあるが、怖さと不条理感が増していて(そこんとこ大好き)本来の原作の味とはちょっと違う。
…ただ私的にはシャイニングがキング版よりキューブリック版好きなように、映画として面白い、というのを取りたい…
(いや、演出とても好きだったりでバートン版も気に入ったけど)



映画久しぶりにみたなー。
これからシン・シティとセブンソードがやるので楽しみ。
ドニー・イェンが出るヨー。いぇーい。

CSのチャンネルNECOではこれから射雕の再放送と笑傲江湖やるので忙しい。
華流面白いね。天龍八部録画してるけど見る暇が…(抜けてるのあるので再放送希望)BS2では韓国の剣劇アクションものやるみたいだけど面白いかなぁ。見てみたい。
22:46:11 | saitoumisaki | | TrackBacks