Complete text -- "ネバーランド"
30 January
ネバーランド
ちょっとした休みの後、現在修羅場に入っております。オフの間映画「ネパーランド」を観にいきました。
結構満足ではありますが、なんだか惜しい感が。
以下ちょびっとだけネタばれ注意。
(未見の方がご覧になっても大丈夫だと思いますが一応)
※※※
劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)が公園で出会った親子と親交を深めていくことで名作「ピーター・パン」を生み出す、という話ですが…
映画内で描写されるロンドンの劇場の臨場感や空気はうまく出ていたと思うのですが、物語の視点が高いのか、ジェームズと子供たちの感情に脚本、演出が寄り切れず描写がちょっとドライだったかな、と。
ベタに泣きをやりすぎて格調が落ちるのは嫌ですが、もう少し物語の視点を落として心情に寄ってもいいような。
ラストシーンの前、家でのシーンは文句なし。涙。
物語はジェームズと4人の子供のうちの一人、父親を失ったことでフィクションの世界が信じられなくなっているピーターとの交流の描写が中心ですが、他の子供の成長、妻、周りの人物まで描写があるのはとてもよかったな、と。
ただ、その脇人物のフォローがドライになった原因かもしれない。
すれ違い夫婦の感じはとてもうまくでていましたが、妻の退場はあっさりしすぎかな?
ああいうプライドが高いというか、旦那と距離ができてしまって寂しいという妻キャラは萌え。
(源氏物語だと葵上ですな)
子供たちとの「ごっこ遊び」のシーンはとても気に入りました。
現実とごっこの境をとてもうまく描写していたなぁ。
その中でちりばめられているピーターパンの物語のヒントになったと思われるやり取りにワクワク。もう少しあってもよかったかも。
00:26:34 |
saitoumisaki |
|
TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
トラックバック