Archive for 17 December 2004

17 December

仕事一段落

仕事がやっと一段落いたしました。
現在徹夜あけでうっかり2時間ほどこたつで寝てしまいましたが、今本格的に寝てしまうと折角続けている午前中起床が崩れそうなので無理に起きました。
何しようかな、と録画したテレビ番組見てのんびりしているのですが、さすがに今日は描きものするのはやめた方がよさそうです。右腕痛い。湿布だらけ。

↑と書いた後打ち合わせなど。
現在そろそろ寝ようかな、としている所です。湯たんぽのためお湯沸かそう。


そういえば今週の日曜、とうとう1年続いた大河ドラマ「新選組!」が終わりましたね。父とブツブツ幕末話をしながら、また仕事場の人と突っ込み入れながらとても楽しく見ました。確か全話見た…はず。

ドキュメンタリーを見ている訳ではないので、「これありえない」という突っ込みはヤボだな、と思っていたのでなるべくそれはしないようにしました。そういう見方はマイナス思考になるし楽しめなくてソンかな、と。キャラクターの楽しさ、会話、対比の妙があり面白かったです。

ただ好きな部分も多い反面、ここは好きじゃないなぁ〜という所もありました。

三谷氏の伏線のはり方、回収の仕方があまり好きでないのかもなぁ…これは盛り上がるぞ!!という伏線が、自分でいろいろ思いめぐらせた予想よりシンプルに、かつローテンションな形で回収され、ガクっと。
私が湿っぽくクサイ展開が好きな北の田舎者(東京の外れ育ちですが)だからかもしれない。
また逆にハイテンションすぎて駄目だったのもあったりで自分でもよくわかりません…
(隊士の最期は山崎が一番よかった…人間は案外ポツッと死ぬもんだよなぁと。)

それと演劇畑の脚本の方がテレビドラマの脚本をされた時に時折感じる内輪的なノリにどうもノリ切れず…楽しく突っ込みを入れたりはしてはいましたが…
土方どうしちゃったの?と思ったら邦衛のマネかよ…とか。

舞台上での内輪的なノリ、アドリブ、時事ネタはその場でしか味わえないものだし、場を客が共に作る喜びがあり大好きなんですが、テレビだと少々抵抗が。
私が気にしすぎなのでしょうが、電車などの公共の場での仲間数人のおしゃべりと近いように感じてしまっているのかも。

役者さんはとてもよかったと思います。新選組のドラマでは近藤土方を若い役者さんが演じられるのをあまり見ないのでうれしい。殺陣はどうも?な所がありましたが、これからも演技を見たいと思う役者さんがいっぱいいました。
アテ書きのよさでしょうか。ドラマの中のキャラクターが演技なのか素なのかがわからない人もいたり。

正直慎吾君は声がどうも最後までなじめなかった…「ハッ」という台詞が「ア゛ッ」とか「バッ」(←仕事場の皆、いくらなんでもバッはないだろバは…)と聞こえたりで仕事場で流行…?に。メイクもあるのか時折表情が実際の近藤の写真に似ますね。
土方役の山本氏は本当に写真の土方に似ているなぁ。キャラクターはどうなのかわかりませんが…父と二人で「いやぁ、いいねぇ」とずっと言ってました。
前半では芹沢役の佐藤氏がやはりうまかったなぁ、と。藤原君演ずる沖田との対峙のシーンでの表情は二人ともとてもよかった。冷静を装っているのに怒りから顔が上気し目が充血し。
これはハイビジョンというのもよかったのかな。

声が高い山南役の堺氏も印象深く。最近CSのミステリチャンネルで過去関西で放映された安楽椅子探偵シリーズ(関東で放映されたのは確か聖夜のみ。)が放送されているのですが、「再び」で堺さん出ていてびっくりしました。
今面白く思っているのが伊東役の谷原章介氏です。無駄に美形なのとバラエティでの変なキャラクターがたまりません。来春NHKでやる「華岡清州の妻」で華岡清州役をやりますね。要チェックや。

来春といえば次の大河「義経」ですね。
実はこの時代、幕末とともに好きな時代なので見ようと思っています。一の谷かっこよさげ。
子供の頃馬とこの時代の鎧をよく好きでラクガキしていましたが、昨日馬を描こうとして描けなくなっていてショックです。腹からオシリの肉のつき方がネコみたいになる。
近くに馬見られる所あるだろうか…見に行きたい。競馬場?(できたらサラブレッドじゃなく日本馬希望)

そういえば今更ながらみなもと太郎氏の「風雲児たち」を大人買いしました。
まだ読めていませんが、正月楽しみに読もう。
大人買いの理由は幕末編を三巻まで読み猛烈感動したので。
ベッドで読み本を閉じて泣いちゃったりして。(馬鹿か私は)
歴史が好きになると飲まれるか取り憑かれ、それに一生を捧げる人が多いような気がするのです。
それから逃げ、覚悟がない己は腑甲斐ない人間だなぁと思った瞬間でありました。
22:28:48 | saitoumisaki | | TrackBacks